
中国・上海で開かれている国際映画祭で、21日、俳優のオダギリジョーさんや高石あかりさんが出演する長崎を舞台にした映画「夏の砂の上」が主要な賞の1つの「審査員賞」を受賞しました。
中国の上海で開かれている、東アジア有数の映画祭の「第27回上海国際映画祭」では最優秀作品賞などを競うコンペティション部門に、中国や海外から12の作品がノミネートされました。
21日夜は授賞式が行われ、玉田真也監督の映画「夏の砂の上」が主要な賞の1つの「審査員賞」を受賞しました。
この作品は全編、長崎で撮影され、オダギリジョーさんが息子を亡くした喪失感を抱える主人公を演じ、高石あかりさん演じるめいとの共同生活の中で希望を見つけていく姿を描いています。

オダギリさんは、この映画で共同プロデューサーも務め、キャスティングや編集にも携わったということで、20日は現地で中国のファンと交流しました。
授賞式のあとオダギリさんは「海外で日本の作品が選ばれるというのは、『いろいろなことがちゃんと伝わっているんだな』という安心になりますし、これからも頑張っていこうという活力になります」と喜びを語りました。
作品は、日本では来月4日から全国の映画館で公開される予定です。